医師と患者はやっぱり難しいけれど…

以前にも『すれ違う医師と患者たち~どうしたら分かり合えるのだろう~』と言う記事を書いたことがありますが、医師と患者はなかなか難しいものですね。

医師から見れば「なんでみんなあんなくだらない週刊誌に書いてあるいい加減な情報をすぐ信じるの!?」ってなるでしょうし、患者に言わせれば「ちゃんと通院して薬を飲んでいるのになかなか良くならないじゃないか!」って。

よくそういうことを考えたり記事にしてきた私ですけど「医療マンガ大賞」というマンガのコンクールが開催されていることを知り、面白そうなので応募してみることにしました。

あらかじめ実際にあった医療に関するあれこれを「患者目線」「医療従事者目線」の両方からマンガ化するというもので、土台となるエピソード、ストーリーはあらかじめ決められています。

医療マンガ1ページ目

医療マンガ1P

医療マンガ2ページ目

医療マンガ3ぺージ目

医療マンガ4ページ目

↑↑↑で、元のエピソード(医療従事者視点のほうを私は選びました)を忠実に取り入れて描いて応募したのがこれです。

普段は時短のために加工や商用利用もOKのフリー素材を背景に使用させてもらってますが、さすがにマンガのコンクールなのにそれってどうなの?と思って今回は全部描きました。

応募作品を自分のブログに掲載することに関してはあらかじめ事務局にメールで問い合わせて「問題ないです」と返信をいただきました♪

表紙でAさんが読んでいる雑誌は『今日も健康』!「飲むだけで血糖値が下がる」「飲んではいけない薬」など、いかにも多くの方が好みそうな見出しを書いてみました。

 



 

糖尿病薬も含めてどんな薬にも副作用があるのは確かですが、問題なく使えている人も多いのでそこは慎重に主治医と相談して定期的に検査をしていればいいと思うんですよね。私もメトグルコはまったく副作用が出なかったので飲んでいます。

マンガで患者さんから「週刊誌に載ってたんですけど、この薬って高齢者には危険なんじゃないですか?」と訊かれたミカコ先生はちょっとイライラしていたので「そんないい加減な情報に騙されないでくださいッ!」と言ってしまいました。

たとえ「いい加減な情報」が事実だとしても、そういう風に言われると患者としては「何それ、しょうもない週刊誌に騙されるお前はバカだなってこと?」あるいは「この先生自分の勉強したことに固執して他の医師の話を否定するダメな先生なんだなぁ」と思ってしまうかも??

もしこの時「定期的に検査をして副作用が出ていないかチェックしていますから大丈夫ですよ」と説明していれば、患者さんが勝手に服薬を中止して高血糖昏睡に…といった悲劇は起きなかったかもしれませんね。

 

にゃご
にゃご

なるほど、ちょっとしたことですれ違う事ってあるんだニャー。

よっしー
よっしー

勝手に薬をやめたり通院をさぼってはいけないわ!不安なことは主治医とよく相談しましょう。

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