医師や看護師のみなさんは健康的な生活をなさっていますか?
日本人の糖尿病患者のうち約95%が「生活習慣病」と呼ばれる2型糖尿病だそうです。生活習慣病というと、何となく不健康な生活をしていたせいで発症したようなイメージがあります💦
幸いよっしーの糖尿病内科の主治医は患者の生活習慣を責めるようなタイプではありません。同じ主治医に診てもらっている友達もうるさく言われたことはないそうです。
ただネットでは、医療関係者の方たちが2型糖尿病患者の生活習慣についてあれこれおっしゃるのにどう見ても私たちより不健康な生活を送っていらっしゃいませんか?と感じることもしばしば…
下の漫画を見てください。夜勤明けのファーストフードのエピソードは現役の看護師さんから教えてもらいました。
糖尿病内科勤務とはいえ、お医者さんや看護師さんたちはもしかしたら「私たちは糖尿病ではないから何を食べても大丈夫なのよ☆」と思っていらっしゃるのかもしれません。
確かにそれはそうなんですけど、たとえばしょっちゅうカップ麺だけでランチを済ませているお医者さんから「バランスよく食べないといけませんよ」とは言われたくないですよね💦
また「夏だからと言ってアイスやジュースを飲み食いすると高血糖になりますよ!」とおっしゃるお医者さんが毎日アイスを食べていたら、正直モヤっとw
自分は糖尿病じゃないから…というわけか。
それはそうなんだけど、そういう先生って私たちの気持ちは分からないんだろうなと思うわ…そうでしょ?
「医者の不養生」にご注意…
以前にも何度か書きましたが、お医者さんたちも2型糖尿病を含む「生活習慣病」になります。日本人医師の7割近くが持病持ちで、高血圧や脂質異常症が多いそうです。
漫画ですがブラック・ジャック先生なんてしょっちゅうカレーやカップ麺を食べているので、いつか糖尿病になってもおかしくないと思います…いくら彼が天才外科医でも、2型糖尿病は外科的には治せないのでは💦
よっしーが通っている病院には糖尿病(おそらく2型)のお医者さんも看護師さんもいらっしゃいます。医療関係者のみなさんは夜勤もあるし、不規則な生活になりがちなので決して糖尿病と無縁ではないはず。
糖質制限の江部康二先生も宗田哲男先生も2型糖尿病患者でいらっしゃいます。他にも、自分が糖尿病になりかけていると分かって糖質制限を始めたというお医者さんや看護師さん、管理栄養士さんは山ほどいらっしゃいます。
いま現在何をどれだけ食べても糖尿病ではなく肥満でもない医療関係者の皆さんは「私たちは健康で良かった」と思っていらっしゃるかもしれません。独身の頃のよっしーも同じでした。
糖尿病ではない方は何を食べても大丈夫かもしれませんが、今は大丈夫でもいずれ糖尿病やその他の病気になってしまう可能性は多くの方にあるはずです。
また仮にそうではないとしても「糖尿病の患者さんたちはこんなのも食べられなくて気の毒だわー」と内心思われているのかな?と思うとあまり良い気分はしません💦
何をどれだけ召し上がっても構わないのですが、健康的とは言えない食生活をなさっている方は「2型糖尿病は生活習慣病です」って言わないでほしいですね、ぶっちゃけ。
糖尿病患者は誰の食生活をお手本にしたらいいの?
残念ですが、糖尿病内科勤務のお医者さんや看護師さんたちの食生活は必ずしも私たち糖尿病患者のお手本になるようなものとは言えないようです。
糖尿病になりにくい体質の人は毎日カップ麺やアイスを食べようが揚げ物を食べようが、そりゃ平気なんですよ💦彼らが糖尿病にならないのは努力というよりラッキーな体質のせいかと。
よっしーは独身時代「私は健康的な食生活と運動を心がけているおかげで糖尿病を発症しないのだ」と思っていましたが、これってよく考えると結構上から目線ですよね。
つまり「2型糖尿病になる人は生活習慣が悪い、努力が足りないせいで病気になったのだ」と思っていたのかもしれません…悪気はなかったのですが、無知だったので。
糖尿病患者は、同じ糖尿病で参考になりそうだと思う方たちの食事を真似する方がいいと思います。何を食べても健康な方たちの食事はまったく参考になりません。
そして糖尿病患者と接するお医者さんや看護師さんたちは「自分より気を付けていても2型糖尿病になる人はなるのだな」と思っていただけるとありがたいなと思います。
糖質制限をしなければいけない患者がたくさんいることも分かってほしいよね。
不健康な生活をしていてもたまたま糖尿病になりにくい人もいるけど、そうじゃない人がたくさんいるのよね。