インスリン注射はお金がかかる!!
糖尿病ネットワークさんの記事で「新型コロナウイルス感染症の影響で収入が減り、その影響で主治医に無断でインスリン注射の量を減らしたり、空打ち(注射器から正常に出ることの確認のために注射前に少量出す)をやめてしまった患者さんがいる」ことを知りました。
そうなんですよ…私も7年前に糖尿病と診断されてからしばらくの間はインスリン注射(ランタス)をしていましたが、医療費はかなりかかっていましたから。
私の場合は本来、食事のときもインスリン注射をしなければいけないレベルなのを糖質制限のおかげで寝る前のインスリン1種類だけで済んでいましたが、1種類だけでもかなりの出費でした。
まして食事のときもインスリン注射を打たなければいけない場合、経済的な負担はかなりのものになりますよね💦
でもね「インスリン注射のお金、高いわよね」と医師に言われたところで、じゃあどうすればいいのかって話なんですよ、正直。
「もっと収入を増やすために努力すればいい」なんてお金持ちの人から言われてもまったく心に入ってきませんし、具体的に「どうしたら医療費を減らせるか」の話を聞きたいと思いませんか?
ただ「高いわね」って言われるだけじゃどうしようもないね!
そうよしょせん他人事じゃない?どうしたらいいかまで考えてはくれないんだもの…
インスリン注射の量を減らせる?
糖尿病治療でお金がかかるのは、インスリン注射をはじめ、高価な新薬など…メトホルミンのように安価な薬もありますが、高価な薬を複数使用すると医療費はかなりのものになりますよね💦
医療費を少しでも減らしたい場合「どうしてもその薬じゃないといけないのか?」を考えることが大事だと思います。
ただ1型糖尿病患者さんの場合、食事と無関係に注射するほうのインスリン(基礎インスリン)注射は絶対に必要なので、減らすことは難しいです。
食事の時に打つ方のインスリン注射は、たくさん糖質を食べるとその分たくさん打たなければいけないので食事内容を見直すことで少し抑えることはできるかもしれませんが、主治医へ相談してください。
2型糖尿病の場合は、インスリン注射が必要だと言われていても減らしたりやめることが可能な場合もあります。
私は7年前「あなたはこの先も一生インスリン注射が必要です」と主治医から言われましたが、糖質制限開始時にまず食事用のインスリンを中止できました。↓↓↓
そして徐々に基礎インスリンの必要量が減っていき、7か月後には完全に注射をやめることができました。1年後のグルカゴン負荷試験でインスリン分泌はかなり回復しており(当人比)主治医からは「糖質制限を継続してきた成果だね」と言われたのです。
もちろん2型糖尿病でも全員がやめられるわけではないと思いますが、一部の方はやめられる可能性があるということです。
インスリン注射に納得している2型さんはそれでいいんですよ。ただ「やめたい、減らしたい」と思っている2型さんも確実にいらっしゃるんだから、その方法が提示されることは重要なことだと思います。
糖質制限食はお金がかかる!?
「糖質制限をしてインスリンをやめられる人がいるとしても、糖質制限食は一般的な糖尿病食よりもお金がかかるから結局同じじゃないか!」という意見もあるかもしれません。
しかし、糖尿病治療はお金「だけ」の問題ではないことと、工夫次第で糖質制限食でも食費をおさえることは可能だということを忘れないでおきましょう。
糖質が大好きでも、食費がかなりかかっている方もいらっしゃいますしね!高級な高糖質食品もありますし、なんでも食べ過ぎればその分食費はかかりますし💦
毎日、グラスフェッドビーフのステーキばかり食べるわけにはいきません。しかし、鶏肉や豚のコマ切れ肉、卵、納豆などを多用して食費をセーブすることは可能です。
食べることは生きること。何を食べて生きるかは、病院の多くの先生たちが考えていらっしゃるよりもずっと大切なことなのです。
食事の内容次第でインスリン注射をやめられることもあるのが2型糖尿病なんだね。
まあ全員じゃないけど、そうなる可能性があるのなら自分でよく考えて選択したいわよね。