血糖値が高いのに病院へ行かない！？
日本の糖尿病患者のうち、きちんと定期的に通院している人は約半数だそうです。残りの半数は糖尿病と気づかず放置しているか、あるいは分かっていても通院しないか通院をやめてしまった人たちです。
よっしーは産後のOGTT（経口ブドウ糖負荷試験）の結果がギリギリ正常値だったためその後内科でのフォローもなく、専業主婦で検査を受けることも無く何年も放置してしまいました💦
しかし会社の健康診断などで高血糖を指摘されているにも関わらず何年も病院へは行かずそのまま放置している人を数人知っています。
理由を訊くと「だって怖いじゃない…それに甘い物好きだからやめられないしぃ」というのですが、それで大丈夫なのでしょうか？
「糖尿病（かもしれない）けど病院へは行かない」という方は意外に多いようです。ガチ糖尿病でもきちんと通院している人は半数しかいないのですから、糖尿病になりかけている段階の人はなおさら病院へは行かないかも…
病院へ行かない理由は人それぞれでしょう。よっしーの場合は「糖尿病と診断されてしまったら負け」「糖尿病と診断されるのが怖い」という思いがありました。
でも、ただ糖尿病になりかけていて血糖値が高いだけだと思っていても、その背景にはすい臓がんなど怖い病気が隠れているケースもあります💦
隠れた別の病気やすでに進行し始めている糖尿病合併症は、病院へ行かないと分かりません。今回は、「糖尿病らしいけどまだ病院へ行っていない人」向けの記事を書くことにします。
糖尿病らしいと分かっていても病院へ行かない人が多いんだな。
忙しくて病院へ行けないという方も多いんですって。
病院へ行かずに自分で糖尿病をなんとかできない？
どうやら糖尿病らしいと思っても、できれば病院へ行かずに何とかしたいと願う方は少なくないでしょう。
健康雑誌には「〇〇を食べるだけで血糖値が大降下して正常値に！」「医師も××の効果に驚いた！」などの見出しが並び「この講座を受講すると糖尿病が治ります」なんていうものも。
でもよく考えてみたら、そういうものでみなさんの糖尿病が治るのなら医師も病院も要らないと思いませんか？
病院で処方される薬よりも強い効果のある食材や健康食品がそこらへんで売られているとは思えませんが、もしそんなすごいものがあるなら製薬会社も日本糖尿病学会もほっておきませんって！ネットには「サクラ」もいますし💦
それに先ほども書きましたが、自分で分かるのは血糖値ぐらいのものです。血糖値が高くなっている原因となる他の病気や糖尿病合併症について自分で知ることは難しいです。
仮に「糖質制限の先生のブログや本で勉強するから大丈夫、病院へは行かない」と思っているとしても、1度は病院へ行ってあちこち診てもらったほうがいいと思います。
よっしーは糖尿病が悪化して入院した時に全身いろいろな検査を受けましたが、自覚症状がまったくないのに実は…ということもあるので、調べておいた方が安心だと思います。
病院へきちんと通って検査を受けつつ、気になる事は主治医に何でも相談できるのが理想だと思います。そのような医師のいる病院は、少し遠くても通う価値があります。
糖尿病を放置しても何もいいことはない！
たとえ糖質制限をするとしても、病院へは行っておくべきだと思います。それに各種ビタミンやミネラル等が不足していないかどうかを調べるために定期的な血液検査はとても役立ちます。
それに変な話ですが「もうすぐ病院の日だから不摂生しないように気を付けなきゃ…」と思う方は多いはず。
病院へ行かないとそういう抑制がないので、ついつい「まぁ今日はいいかーっ♪明日から頑張ればいいや～」と自分に甘々になりやすいものです。
糖尿病は、かなり進行するまではあまり自覚症状がないのが普通です。日常的にのどが渇くとか夜中に何度もお手洗いに行くようになるとかなり血糖値が高くなっています💦
糖尿病内科にきちんと通院して治療を受けたとしても必ずしも病気が良くなって糖尿病合併症を完全に防げるとは言い切れないのが糖尿病の怖いところではあります。
でも、だからといって病院へ行かないようでは、すでに進行している糖尿病合併症や他の怖い病気を見逃してしまう危険性があります。
よっしーは糖尿病の自覚症状が出てから約1年間放置しましたが、本当はその何年も前から知らない間に糖尿病合併症は少しずつ進行していたんです。。
いきなり病院に行くのが怖い方はとりあえずドラッグストアで尿糖検査紙を買ってきて食後に尿糖が出ていないかチェックすることから始めてみてください。
少しでも早く病院へ行って対策を始めれば、回復の見込みもあるぞ。
私みたいなことにならないように、早く病院へ行ってね！
