以前、第2回医療マンガ大賞に『カイトくんの絵本』というタイトルでマンガを描いて応募したことをこのブログでも記事にしました。
この漫画コンテストは、あらかじめ9部門ごとにシナリオ(エピソード)が用意されていて、それを読んで漫画化するというものです。つまり自分オリジナルストーリーではないわけです。
オリジナルではないんですが、読むとどんどん想像が膨らみ、シナリオにはなかったラストシーンを勝手に付け加えて描き上げてしまいました。
結果は…大賞や部門賞などのすごい賞は逃しましたが、特別賞をいただくことができました。漫画コンテストは初応募だったので嬉しいです!
あえて描き足したラストシーンを審査員の先生方が高く評価してくださった一方、元のストーリーと結末が違うとやっぱり入賞はできないみたいなので(あえて思い切り外してきた方が他にもいらした!)来年出すとしたらきっちり原作に忠実にします。
審査員の先生方、いつも応援してくださる皆様、本当にありがとうございました!これからもっと絵の技術を磨いて、伝えたいことをスムーズに伝えられるように頑張ります。
さて、今回特別賞をいただいた『カイトくんの絵本』は自分でもかなり思い入れがありまして、カイトくんも彼に絵本を読んであげたマコト先生も私の中で大事なキャラになっています。
マコト先生に励まされて病気を治したカイトくんは腎臓内科医になったのですが、きっと何もかも順調にいったわけではないのではないかと思います。
医学部に合格することがどれだけ難しいかは、高校2年の時に医学部進学を諦めた私だから少しは分かっているつもりです。
カイトくんは病気を乗り越えましたが、もしかしたらこんなこともあったかもしれない、でも負けなかった…だからこそきっと良い医師になってくれるだろうと思って描きました。
マコト先生の絵本が、辛い時もカイトくんを励ましたんだよね、きっと。
ええ、そうだと思うわ。今度はカイトくんが誰かを救うのね。
追記:
おまけ。マコト先生が数年後、「こんな風にあの子に絵本を読んであげたっけなぁ」と思い出しながら愛娘に絵本を読んであげるの図。
ワンドロってやつに初挑戦してみたものです。1時間って全然時間が足りなくて焦りまくりでした。