なぜ糖尿病食事療法の話になると「アメリカでは~」って言わないの?

都合のいい時だけアメリカを引き合いに出すお医者さん

糖尿病食事療法に関してはアメリカをマネしない!?

SNSで海外在住のお医者さんたちが「アメリカでは…」などと海外を引き合いにして話をなさることが多い今日この頃です。

それなら糖尿病患者の食事療法に関しても、ぜひ「アメリカでは…」と言っていただきたいのですが、不思議なことにそれはあまり見聞きしたことがありませぬ。

健康に関する話でアメリカを引き合いに出して「だから日本人もそうしましょう」と仰るのなら、食事療法に関してもぜひアメリカを見習っていただきたいものですね。

 

https://www.diabetesfoodhub.org/articles/meal-prep-meals-for-any-eating-pattern.html

 

さて、日本と違ってアメリカの糖尿病学会は糖尿病患者の食事療法として糖質制限食を始めいくつかの食事療法を選択肢として認めています

自分がやっている食事療法だけが正解で他は不人気だのダメだの言いたがる人は多いですが、ひとつだけが「正解」なら糖尿病学会は複数の選択肢をわざわざ提示しないでしょう。

私は玄米食でもダメでしたが、お菓子やジュースをやめるだけで糖尿病が寛解する方もいらっしゃるのは知っています。遺伝ではなく、かつ発症直後の方であれば大いに望みはあります。

みんな同じ方法ではうまくいかないと分かってきたからこそ、複数の方法が示されたわけです。誰もが同じなら糖尿病の薬だって1~2種類で良いはずですが、そうではありませんよね。

 

にゃご
にゃご

アメリカでは複数の選択肢があるのに日本ではないんだね!

よっしー
よっしー

正式には…ね!

選択肢はあるが、できない人も多い?

昔は糖質制限に対して否定的だったアメリカ糖尿病学会も、段階的にその有効性・安全性を認め、2019年に出された食事療法コンセンサス・レポートで「どんな食事タイプにせよ、実証された糖質制限を適応すること」と推奨しました

そしてアメリカには、なんとローカーボ食品専門のスーパーマーケットまであるそうです。これはすごく羨ましいですね♪

ただ、いくら国が推奨しようがローカーボ食品を簡単に購入できる環境にあろうが、それで皆が糖質制限できるというわけじゃないんですよね。

タバコが健康に良くないと知っていても禁煙できない人はいます。少数ですが、医師でさえ禁煙しないorできない人はいらっしゃるそうですよ。

 



 

以前テレビで、山盛りのソーセージに甘いシロップをぶっかけて食べ「肉だけにしてもちっとも痩せないじゃない!」と言うアメリカ人女性の話を見かけたことがあります。

またアメリカのパック入りプロテイン飲料(そのまま飲めるタイプ)を購入したら、めちゃくちゃ甘くて2度と買うもんかと思ったこともありました💦味の好みにはもちろん個人差もありますが、個人の感想です。

アメリカでは選択肢があるだけ日本よりましなのでしょうが、結局やらない人はやらないのだと思います。

「糖質制限は(甘いものを食べたくて)挫折してしまう人が多いからダメな方法だ!」というのを見たことがありますけど「禁煙に挫折してしまう人が多いから禁煙はダメな方法だ!」と言うでしょうか?

 

日本もいずれ変わっていくと思う!

他の事に関してはすぐアメリカの真似をしがちな日本ですから、糖尿病の食事療法に関して「だけ」いつまでもこのままというわけはないでしょう。いずれ同じようになっていくと思われます。

東大病院では2015年4月に病院食の糖質の割合をそれまでの60%から40%に変更したそうですよ。昔は「60%が正しい」と言われていたのが必ずしもそうではないと分かってきたからこその変更でしょう。

できれば、病院食も複数の選択肢から選べると最高なのですが…なかなか大変でしょうかね。あ、糖質制限食よりさらに厳しいケトン食は難治性てんかんの治療食として認められたんでしたね。

とにかく現在の日本では、正式に選択肢が認められていないのが問題だと思います。簡単にはガイドラインを変えることが難しいのは分かりますが、アメリカはできて日本ではできない理由は何でしょう?お米が余っているからでしょうか?

 

都合のいい時だけアメリカを引き合いに出すお医者さん

(↑アンドロイドドクターLC001くんにただ「目の光」を入れてみただけです♪)

 

正式に認められていないから「マニュアル」もなく、したがって正しく指導できる医師もほとんどいない…いまだに「脳の唯一のエネルギーはブドウ糖です!」とおっしゃる糖尿病専門医もいてびっくりしたことがありました(正確に言えば、ブドウ糖しか使えないのはグリア細胞のみでニューロンは乳酸やケトン体を使える)。

ガイドラインが変わって新しいマニュアルができれば、その通りにすればいいので先生方も楽になるんじゃないかと思います、覚えることは増えるでしょうが💦

新型コロナウイルス感染症問題で何かと「アメリカでは~」と言われがち。それなら、糖尿病食事療法に関してもぜひアメリカの真似をしてみてはいかがでしょうか?

 

にゃご
にゃご

都合のいい時だけアメリカを引き合いに出して真似しましょうっていうのもなんだかおかしいね♪

よっしー
よっしー

日本流にアレンジしてもいいから、とにかく選択肢が増えるとありがたいなってだけの話なんだけどね。

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